損したくない車下取りの秘密

中古車の下取りに限らず色んな商品に下取や買取が普及しています。家電の通販などはその典型です。智慧を絞って活用しましょう。

自動車の寿命

そもそも自動車の寿命はどう考えれば良いのでしょうか。物作りをする場合、ある程度の目標値を設定して開発を進めると思いますが、自動車メーカーのホームページを見てもその辺りの表記は見当たりません。減価償却上の耐用年数は6年だそうですが、これは寿命とは違います。ネット上には色々な記述があります。

一般的には年数10年で走行距離が20万Kmとか20年50万Kmとか言われているようです。車社会のアメリカでは寿命の目安として15万マイル(約24万Km)と言われているようで、どの自動車メーカーもこの目安を意識しているので寿命としては30万Km程度と考えられるという話しもあります。国内のタクシー会社が30万Kmを目安にしているそうですから、これは説得力のある数字です。ただ国内の中古車市場では売れなくなったような古い車が、東南アジアなどでどんどん走り回っている様子などを見ると、本当のところの寿命など判らなくなってしまいます。さてこうして見てくると、日本人は随分と勿体無い車の使い方をしているように思えてきます。5年とか5万Kmとかで中古車下取に出したり買取業者に出したりして、どんどん車を乗り変えているように思います。環境とか景気への影響とかを考えると問題があるかも知れませんが、もう少し車を乗り潰しても良いように思えてきます。

反面車好きの方からすると要らぬお世話だと言われそうですし、最近のエコカーや電気自動車などの動向を見ていると世の中の進化に逆行するのかも知れません。難しいところです。ただ「消費は美徳」よりも「勿体無い」の方が将来的には重要だと思いますが、皆さんは如何でしょうか。自動車メーカーやディーラー、そして車の整備業界や中古車関連業界等が、総合的に考えて車の上手な使い方というかそんな文化を作り出してくれると有り難いと思いますが、各企業も生き残りを掛けて必死に競争しているので難しいのかも知れません。やはり最終的には我々消費者が賢くなってリード役になるしかなさそうです。色んなCMや流行に惑わされることなく、本当にそうなのかそれで良いのか、その価格は妥当性があるのか、使う価値があるのか等々、判断出来る力を付ける必要がありそうです。何だか面倒くさそうですが、将来に禍根を残さないようにするには必要なことだと思われます。