損したくない車下取りの秘密

中古車の下取りに限らず色んな商品に下取や買取が普及しています。家電の通販などはその典型です。智慧を絞って活用しましょう。

車だけではない下取りの仕組み

車の購入時には中古車下取の話が必ず出て来ますが、最近では車に限らず色んな商品にも下取りという仕組みが出来ています。家電、貴金属、スーツ等々、下取りが無い商品を探す方が難しいかも知れません。それらの中で頻繁に目にするのが家電の下取りです。

テレビを使った通販事業をしている会社の広告で、例えばテレビの販売に際してそれなりの低価格を提示した上で、「不要になるテレビを〇〇円で下取りします!」と極め付きのセールストークをして来ます。そして更に「動かなくても結構です!」と駄目押しをして来ます。見ている消費者は、そんなに安くなるのかと思ってしまいます。通販会社の業績を心配する訳ではありませんが勿論採算は取れているのでしょう。この裏側には色々仕組みがありそうです。

もともと下取りを想定した販売価格を設定しているとも思われます。またメーカーへの配慮で、下取りという形で値引きしているとも言われています。どういうことかというと、例えばメーカーの在庫処分品等を通常の仕切りよりも安い金額で仕入れて販売価格を設定すれば、他の販売店から「仕切値を切っている」とのクレームがメーカーに上がりかねません。そこで下取りという仕組みが言い訳として役に立つ訳です。販売会社の力が強くなると上手い仕組みが作れるものです。そんな中、消費者も賢くなって来ているようです。例えば2台目のテレビを購入する場合は、下取りに出すテレビがありません。

そこでどうするかというと、リサイクルショップ辺りで壊れたテレビを数百円で買って来て下取りに出す訳です。多少手間が掛かっても数万円のメリットがあります。まるで狐と狸のようで面白いですね。また最近では金の相場が上がっているせいか、貴金属の下取りや買取が活発なようです。貴金属売り場では、プラチナや金の下取り価格が看板に表示されているのをよく見かけます。また買取業者の出店を見かけることが多くなりました。このチャンスに眠っていた貴金属を下取りに出して新しい装飾品に買い替えたり、現金化したりという方は沢山おられるのではないでしょうか。車や家電と違って投機的な物ですので、値動きには充分な注意を払う必要がありそうです。他にもスーツから何から色んな商品に下取りと買取は行き渡って来ています。エコとか勿体無いとかが叫ばれる時代背景もあるかも知れませんが、今後も益々増えていきそうです。